水映月下
あなたとの恋、それはまるで私にとって水に映る月のようです。
眺めていれば美しく、心地よいものに見えるのですが、つい欲しくなって手を伸ばすとその月は水の波紋となって消えてしまうのです。
あなたとの恋、それが消えてしまうのが私は怖いのです。ならば、私は、手を伸ばさず、一緒にいるだけでかまいません。
なので、私の前から消えないでください。
―――私を、一人にしないでください―――
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最終更新履歴:2010/07/07
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